京かぶら風呂吹き柚子味噌
バレンタインデーでしたので、ハート型の京人参を添えておりました。
先週も非常事態宣言中、時短営業のなかご来店くださり、応援来店くださるお客様には 感謝に堪えません。
平日は時短営業で来られないお客様も、閉店を過ぎて顔を出してくださり差し入れや、励ましのお言葉を頂くなど、お客様からのお褒め、時にはご助言、御意見、飲食人はその一言に育てられているのだと、コロナ禍で尚、気付かされます。
自然災害の多い日本ですが、昨夜の地震には驚きました😮せめて自然災害の少ない年であって欲しいと、自然と共に生かされる事に感謝しながら、一日一日大事に過ごしていきたいと思います。
コロナ禍で本を読む時間が増えました。これは常に近くに置いてある本ですが、「くらしのこよみ」。
暦の本を読むのが好きです。
明治以降、我々日本人の生活には西洋からもたらされた太陽暦(グレゴリオ暦)がメインになっていますが、そのはるか昔より日本人に親しまれ大切にされてきた季節の暦「二十四節気七十二候」。
日本人は昔から、季節感を上手に暮らしの中に取り入れてきました。そのよりどころとなったのが、ほぼ十五日ごとに廻る「二十四節気」です 。地球から見た太陽の通り道「黄道」三百六十度を十五度ずつ二十四に区切り、 そのひとつひとつに節気を配して季節の移り変わりを表したものです。さらに、二十四節気を三区分したものが「七十二候」 です。
こちらはだいたい五日単位で、その時期の特徴的な自然現象を意味する名前がつけられています。
季節の移り変わりの中でおこるささやかな自然現象の変化を、そのまま季節の名前として素敵な言葉で綴っている「七十二候」を眺めていると、 日本の豊かな自然とその四季の変化の素晴らしさにあらためて気付かされます。
そして自然に寄り添いながら暮らしてきた先人たち の季節の移ろいへのあたたかくも細やかな眼差しに思いを馳せ、料理の献立にも参考にしています。
今日は「立春」の「黄鶯睍脘 (うぐいすなく)」 から次候「魚上氷(うおこおりをいずる)」の 頃。
二十四節気の始まりとなる「立春」。
今年一年も季節感を大切にした仕事をしていきたいと思います。