愛の不時着

レストランを運営するには、実に多くのコ ストがかかります。おおよそのコストは把握していても、 修業時代には技術を早く身につけようと躍起になり、そのことにはっきりと気づくのはよほど意識の高い人だと思います。また料理長になっても料理のことやスタッフ教育がメインの仕事であれば、食材原価をはじめ厨房まわりのお金のことはわかっても、何にいくらかかっているという支出の細かい項目はわからない、そんな人もいるかもしれません。

しかし経営者として店を日々運営する立場になったら、その細かな項目の把握が不可欠です。

レストランの経費はざっくりと原価、人件費、初期条件(固定費)、諸経費に分かれますが、
・店舗賃貸料・店舗保険・修繕費・清掃管理費・リネン代・花代・客用消耗品・通信費・クレジットカード手数料・ホームページ管理費・ショップカード作成料
・その他販促費・食材仕入れ・ 飲料仕入れ・電気、ガス代 、水道代 ・食器 ・力トラリー・ 調理器具・ 備品 ・洗剤 ・消耗品 ・厨房機器リース代 ・ゴミ処理費・スタッフ給料 ・アルバイト給料・賞与・社会保険料・雇用保険料・交通費・福利厚生費・研究費 ・ユニフォーム ・まかない・求人費・事務用品・税理士公認会計士顧問料…………

いろいろ考える毎日に、なんとなくパッとしない毎日に、モヤモヤしていたところに、「これ面白いよ!」と紹介され、韓流ドラマは観る機会もなかったし、全然観てこなかったんですが……

愛の不時着

恋愛もののドラマおよび映画が嫌いという信条の自分が信じられないくらいまで引き込まれました。

全16話で、各々1時間ちょっとはあるがその長さを感じさせず、ラブストーリー、コメディ、アクションなど多岐に渡って魅力があり、ついに見終わってしまったという感じ。寝食忘れるほどハマった恋愛ドラマは無いかも笑

ちょこちょこ小さい笑いが沢山あるのも幸せ。

フェミニストでも何でもないですが、男性は恋愛モノにありがちな上から目線のところもなく、強いのにただただ優しさだけというところ、そしてどの女性もかっこよく描いているという、不快な部分がなにひとつなく、映像も美しく、音楽も素敵。

僕は映画は主題歌以外あまり覚えてないし聴かなかったんですが、サントラってこうやって耳でもう一回映画観れるんだと目から鱗というかみんなサントラってそうやって 楽しんでたのかと今日知り、包丁研ぎの間、その音楽を聴くのが楽しい。

店のスタッフは誰も観ておらず、愛の不時着の話、したい…