物憂げな6月の雨にうたれて

物憂げな 6月の雨にうたれて、皆様如何お過ごしでしょうか。

自粛期間も過ぎ、アフターコロナ後の世界も、なんとか生きています。

繁華街にも少しずつ人手が戻ってきましたが、多くの飲食店は営業時間を短くしたり、感染防止対策をとりながら客席削減などの感染対策が求められ、そのような制限のなか様々な工夫で収益をどう支えるか、この前例のない新型コロナウィルス感染症がもたらす新しい生活様式は果たして共存していけるのか、予測のできない不安な日々です。

コロナ期間中、様々な舞台やライブのチケットを払い戻しました。近々では、ビバラロック、岡本真夜、LOVE PSYCHEDELICO、ロッキン、ARABAKI…。役者や歌手が顔と顔を見合わせ、セリフや歌を交わす。抱擁や取っ組み合いもあれば、絶叫、合唱、群舞がともなう場面も多く、大入り満員の客席も魅力のひとつであり、汗が飛んでくるような臨場感が鑑賞の醍醐味です。

密集を避けるため、売る席を半分とか3分の1にすると、入場料の値上げが避けられなくなるかもしれない。良席が1万円を超えるミュージカルや歌舞伎、高額オペラのチケットが2倍、3倍になった場合、観客は受け入れてくれるだろうか。客席の間を透明なアクリル板で仕切ったら、観客の一体感はどれくらい損なわれるか。少し想像しただけで、未知の難題が次々ふりかかってきます。

社会的距離なるものが、どうか心の壁を生みませんように…
少しづつ日常を取り戻せますように…