猫は生きている

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子供の夏休みの宿題は、親の宿題でもありますね。

ノンフィクションの本を3冊、感想文を書くとの課題がありました。

8月は終戦記念日ということもあり、あの戦争を、真実ありのまま、幼い子どもたちにつたえる本はないものかと思い、僕が子供の頃に読んだ本を勧めました。

小学生の時、母親に東京大空襲を描いた人形劇映画「猫は生きている」を観に連れていってもらったことを、とてもよく覚えています。実家では当時から猫を9匹飼っていたこともあり、とても印象深い人形劇で、今まで生きてきて、それは宝石のように尊いトラウマだと思っています。

これからも語り継ぐべき戦争の記録。戦争はどう始まり、展開したかという大局ばかりが話題になります。ですが、一人の兵士や、戦地で生きた個人の体験こそ戦争の真実であり、戦争の時代を生きた彼、彼女らの記憶こそ後世に『相続』されるべきものですね。

終始、私の頭をはなれなかったのは、ベトナムの子どもたちのことです。ベトナムでは、いたいけな子どもたちが百万人は死んだろう、といわれています。二十年近く続いたベトナム戦争。狩猟を楽しむように子どもを殺し続けてきたとの記録もあります。わずか50年前の出来事とは思えない内容に、自分に子供がいる現在は、また違った感情も覚えます。

『火の瞳』 『猫は生きている』『パパママバイバイ』絵本ですが、是非。

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本日までお盆休みを頂きました。
雨の日が続き、家で猫を撫でていたら休みが終わっていました。

8月19日より、とても静かに営業しておりますので、機会ありましたら、お待ちしております。

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