9月9日は、「重陽(ちょうよう)の節句」。 重陽の節句は、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願う行事です。
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先日、スイカと梅干しのスープ、ブーダンノワールをりんごのピュレで、牛骨の骨髄とトリッパ赤ワインのソース、グリーンアスパラガスのアイスクリームにトマトのソース……等々のお料理をいただき、「定番の組み合わせですよ」と言われたものの、大胆な組み合わせや、驚くような風味の調和があり、味と風味の組み合わせに対する深い洞察に勉強になることばかり。
風味は、よく言われるように感性と記憶の倉庫となっているもので主観的な観点ですし、言葉で述べることは困難です。
異なる文化の人たちが当然のように使っている組み合わせも抵抗なく受け入れられるようになりました。 しかしながら、ごちゃごちゃとした現実のなか、コレにはこれをといった、レシピのように決まった型、なんらかの確固とした秩序を探し求めてしまいます。
そんななか、買って良かった本の一つ『風味の事典』。膨大な知識とアイデアに満ちた、 実用的な楽しい本で独特な表現が面白くて時々笑ってしまう。
と、夏期講習の送り迎え中途半端な時間の合間に見た本たち。
と、お店が静かでもう掃除するところがありません。